高学歴女性はなぜ出世に消極的なのか 彼女たちが強く求めている「報酬」 (2/5ページ)

 【高学歴女性の社員の特徴1:出世・昇進への関心が低い】

 アンケート調査結果では、25歳から44歳の女性に対して、かつての就職活動時点、およびアンケート回答時点(2015年)におけるキャリアに対する意識について尋ねています。アンケート回答時点では、就活時点に比べると、多くの女性が結婚・出産などのライフイベントを経験しています。

 まず、アンケート調査結果によれば、「出世・昇進のために働くことが重要だ」と考えている女性(「そう思う」「強くそう思う」と回答した女性)は、結婚・出産などのライフイベントを経験する前の就活時点ですら、約2割にとどまっています。アンケート回答時点においても、その傾向はほとんど変わりません(図表1)。女性は出世・昇進への関心が低いという特徴が挙げられます。

 「すべての男性社員は“抵抗勢力”です」

 企業のほうからも、管理職になりたがる女性がいないという声をよく聞きます。

 女性が出世・昇進への関心が低い理由としては、さまざまな理由があると想像できますが、そのうちのひとつは、身近に管理職として活躍する女性が少ない、ということがあるのではないでしょうか。

 管理職の女性がいなければ、そうした働き方に関心をもつ機会も少なくなります。女性の管理職を増やすためには、管理職の仕事内容や管理職につくことのメリットなどを知る機会を増やすことが必要です。

 今回、この原稿を執筆するにあたり、働く女性たちに、「なぜ管理職になりたい女性が少ないと思うか」という点について聞きました。

 「社内派閥といったものに全然興味がない。村社会に属するための集まりなど、純粋な仕事以外の仕事を強いられるのは時間のムダだと感じる」(商社・32歳・既婚・子ども1人)

「男性社員という部内の“抵抗勢力”を引っ張るのはしんどい」