治療中の記憶呼び戻す“ICUダイアリー” 写真、家族からの言葉…患者の表情変わる 兵庫・尼崎の看護師ら導入進める (3/3ページ)

ICUダイアリーを編集する看護師の竹村慶子さん(左)と宮本真奈美さん=昨年12月、兵庫県尼崎市の県立尼崎総合医療センター
ICUダイアリーを編集する看護師の竹村慶子さん(左)と宮本真奈美さん=昨年12月、兵庫県尼崎市の県立尼崎総合医療センター【拡大】

 これまで、同院で書き留めてきたダイアリーは7人分。今後は、ICUだけでなく入院期間が長い患者らにも対象を広げる方針だ。学会でも取り組みを紹介する予定で、他の病院への広がりも期待している。竹村さんは「患者の社会復帰に少しでも役立つように、今後も事例を重ねていきたい」と話した。