インフル大流行、3週連続で最多更新 重症化しやすい「A香港型」の検出も (2/2ページ)

インフルエンザが猛威をふるう中、マスク姿で出かける人の姿が目立つ(寺河内美奈撮影)
インフルエンザが猛威をふるう中、マスク姿で出かける人の姿が目立つ(寺河内美奈撮影)【拡大】

 A型には、21年に新型として流行したH1N1型や、A香港(H3N2)型などの種類がある。直近5週間で検出されたウイルスの種類はH1N1型が多い状況が続いていたが、4日までの集計でA香港型が逆転した。

 A香港型は米国で大流行、今季は既に60人を超える子どもの死者が出ている。日本でもA香港型が増え始めたことを受け、賀来教授は「A香港型は高齢者を中心に重症化しやすいといわれており、一層の注意が必要だ」として予防策の強化を訴えている。