【静岡古城をゆく 北条五代の史跡】北条早雲進撃“旗揚げ”の起点 興国寺城(沼津市根古屋) (2/2ページ)

興国寺城跡の本丸を囲む土塁は、戦国期に見られない大規模なもので、中央に天守台を設けている=沼津市根古屋
興国寺城跡の本丸を囲む土塁は、戦国期に見られない大規模なもので、中央に天守台を設けている=沼津市根古屋【拡大】

  • 本丸出入り口前で発見された武田期の丸出し遺構

 現在、城跡は国指定史跡に伴う城跡公園化を進めるため発掘調査が進められている。史料の初見は、義元家督に際して北条氏と駿相同盟は破綻し「河東一乱」が勃発した、天文18(1549)年に築城したことが分かっているが、遺構と出土遺物の今川期はごくわずかで、早雲期となると皆無であった。これも早雲との関係を“謎多きもの”としており、史実を探る上で追究を面白くしている。(静岡古城研究会会長 水野茂)