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後に作家の阿川弘之氏(元帝國海軍大尉)は、
「普通ならニュースにもならぬ小事故で、『かしま』は大使五人分ぐらいの国威発揚をしたとの賛辞もあったそうだが、これは、吉川司令や上田艦長はあずかり知らぬこと。ましてや、口にはせざること。『サイレントネービー(注)』の伝統と、良き時代の帝國海軍の、『ユーモアを解せざる者は海軍士官の資格無し』の心構えとは、海上自衛隊の戦後生まれのオフィサーたちにも、きちんと受け継がれているもののようである」(文藝春秋2000年11月号「葭の髄」より)
と記している。
(注)サイレント・ネイビー(沈黙の海軍)とは、大言壮語せずに、国を守るときには、充分に任務を果たすという意味(豊田穣:江田島教育より)
試合中にプロポーズされたテニス女王
国会では政策論争でなく、揚げ足取りに終始し、レベルの低いヤジが飛び交っているが、テニスの女王ともなると切り返しが違う。
1996年ウィンブルドンでの準決勝で、シュテフィ・グラフ氏は伊達公子氏とプレーしている試合中に、観客席から突然「Steffi Will You Marry Me ?(シュテフィ、僕と結婚してくれる?)」という声が上がった。
そのときグラフ氏は笑って、すぐにこう切り返した。
「How much money do you have ?(あなたは、どれだけお金を持っているの?)」
この返答に場内の観客は笑い声を上げた。
この年、グラフ氏は実父の脱税事件で金銭的問題を取り沙汰されていたこともあり、自身に降りかかっていたトラブルを逆手に取った表現だった。テニスの4大大会(全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープン)のすべてと、オリンピックでも優勝する快挙を成し遂げることをゴールデン・スラム(Golden Slam)と呼ぶ。1年の間にゴールデン・スラムを達成したのは、男女を通じてグラフ氏だけだ。
最強の女王が発したこのひと言で、彼女のファンはさらに増えた。
昔の彼氏に遭遇したファーストレディ
大統領夫人はファーストレディと呼ばれるが、ニュースの中心はやはり大統領だ。そんな状況下で、妻の存在感を際立たせた女性がいる。
妻の故郷をドライブしていた際に、ふたりはガソリンスタンドに立ち寄った。そこで働いていた男性は、なんと高校時代に妻のボーイフレンドだった人だった。