多機能化進む「日焼け止め用化粧品」 スキンケアや美白も (2/3ページ)

 美白効果をアピールするのが、ポーラのブランド「ホワイティシモ」から4月に発売された日焼け止め美容液「薬用UVブロックシールドホワイトプラス」だ。シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑える「ビタミンC誘導体」やスキンケア効果のある成分を配合した。

 ◆スプレーで手軽に

 日焼け止めには、乳液タイプやジェルタイプなどがあるが、最近人気が高まっているのがスプレータイプ。インターネット通販大手「楽天市場」では、スプレータイプの3月の売り上げが前年同期比2倍と好調だ。運営する楽天の広報担当者は「手軽に扱うことができるのが、人気の理由のようです」と話す。特に、子供用のスプレータイプは紫外線対策と虫除けが1本でできるものなど、多機能なものが売れているという。

 気象庁などによると、紫外線量は2~3月に増え始め、5月から高い時期が続く。肌の老化の原因は、8割が太陽光によるという研究データもある。今、この時期から紫外線対策をしっかり行うことで、美肌を守ってみては。

                   

 ■使用シーンを考えて選ぶ

 日焼け止めはさまざまな商品が出ているが、どう選んだらいいのだろうか。ポーラ商品企画部の荻野和子さんは「その日どんな行動をするのか、まずは使用シーンを考えて」と話す。

続きを読む