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発表! 2019年卒「就職人気企業」トップ50社 採用コンサルタントが中身分析 (2/4ページ)

 まず、目につくのは銀行の人気下落です。三菱UFJ銀行は前年9位から47位まで順位を落としました。また、他のメガバンクはランクダウンによりベスト50から姿を消しました。これは、17年、人工知能(AI)の活用による人員削減を公表した影響でしょう。

 ただ、これがそのまま銀行の人気凋落を表しているかというと、そこまでではないという印象があります。というのも、みん就以外の就職ランキングを見ると、銀行はおしなべて順位を落としてはいるものの、みん就ほど大きな下落はしていないからです。

 女子学生から絶大な人気のアクセンチュア

 こういった人気ランキングというのは、調査対象や調査手法などによって差異が生まれるものですが、みん就ランキングはその中でも、学生のライトな意見が強く反映される調査と言われています。それはみん就が、就活生同士の情報交換ができる口コミサイトであるところに理由があります。

 みん就ランキングには、学生の口コミや直近のニュースなどの影響が大きく反映されます。結果として、人員削減などのネガティブな報道があると、他の調査よりも順位が大きく下がりやすいのです。いわば、みん就は「就活生による企業ブランドイメージランキング」とも言えます。

 同じ理由で、自社のPRを目的として通年行われる企業広報が充実している会社は、学生人気に反映されやすいです。例えば前年に続き1位の全日本空輸は、フィギュアスケートの羽生結弦選手が所属していたり、東京五輪のオフィシャルパートナーになっていたりします。人事が行う採用広報に加えて、企業広報もうまくいっている会社の代表格と言えるでしょう。

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