「報道で紹介されていない避難所が困っている」 断水の愛媛・大洲市、猛暑で不衛生心配

自衛隊から飲料水の提供を受ける市民=愛媛県大洲市
自衛隊から飲料水の提供を受ける市民=愛媛県大洲市【拡大】

 豪雨災害の被災地では飲料水や生活用水が不足している。11日午後1時現在で9100世帯で断水し、2万500人が水不足に陥っている愛媛県大洲市では、給水活動が続く一方、猛暑による不衛生などの問題も心配材料となっている。

 同市小鳥越地区の主婦、中島公代さん(71)は近くの平公民館で、自衛隊や松山市の給水車から飲料水の提供を受けている。ミニバイクにポリタンクやペットボトルを積んで自宅へ運ぶ。「水害で上水道が止まった経験は初めて。家族6人分の水を運んでいる。1回で約25キロの水を積み、何度も往復をしている」と汗をぬぐう。

 派遣された自衛隊員は、「特にトイレの水が不足しているようです。晴天が続いて気温が上がり、不衛生になりがちなのが心配」と話し、訪れる市民に水を提供していた。

 松山市の川端弘徳さん(56)は同公民館に12リットル入りのボトルウオーター30本と専用サーバーを差し入れた。9日から避難所をまわり、ボトルウオーターを提供しているという。川端さんは「不足しているものや場所の情報が錯綜している。報道で紹介されていない避難所が困っている」と話した。