西日本豪雨、死者7割が60歳以上 自力避難、スマホ情報の把握難しく逃げ遅れも (1/2ページ)

土のうが積まれた末政川の決壊地点=15日午後1時27分、岡山県倉敷市真備町(本社ヘリから、永田直也撮影)
土のうが積まれた末政川の決壊地点=15日午後1時27分、岡山県倉敷市真備町(本社ヘリから、永田直也撮影)【拡大】

  • 土のうが積まれた末政川の決壊地点=15日午後1時29分、岡山県倉敷市真備町(本社ヘリから、永田直也撮影)
  • 水浸しになったままの真備町箭田地区(手前)と土のうが積み上げられる小田川の決壊地点(奥)=15日午後1時46分、岡山県倉敷市真備町(本社ヘリから、永田直也撮影)
  • 行方不明者の捜索活動をする消防隊員ら=15日午前、広島市安芸区(宮崎瑞穂撮影)

 西日本豪雨による浸水や土砂災害などで亡くなり、共同通信のまとめで身元が明らかになった169人のうち、60歳以上が約7割を占めることが15日、分かった。高齢者の死亡が目立ち、自力避難が困難だったり、自治体の情報が十分伝わらなかったりして逃げ遅れた可能性がある。10歳未満の子ども6人も亡くなっており、「災害弱者」への対応が問われそうだ。

 5日以降の共同通信まとめで、身元が判明した60歳以上の死者は118人(15日午後5時現在)。年代別の内訳は90代が11人、80代が33人、70代が43人、60代が31人、50代以下は子どもを含む51人だった。

 身元が分かっている岡山県の死者は56人で、このうち60歳以上が48人、10歳未満の子どもは1人。堤防の決壊で4千棟以上が浸水した倉敷市真備町地区では46人が亡くなり、溺死とみられる。

 県などによると、真備町地区の死者の約8割は住宅の1階部分や平屋建てなどの屋内で見つかった。1人暮らしで体が不自由な高齢者は、2階や屋上などに移動する「垂直避難」ができなかった可能性がある。

 住民に情報がうまく伝達されず、避難に影響したとの指摘も上がる。

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