神奈川県湯河原町 小沼弘子 72 主婦
わが家に先日、念願のクーラーが入りました。緑に囲まれた山間の家なのに、日中の居間の気温は32度もあり、2階では37度になっていました。クーラーは、今年の猛暑に恐れをなし、地球全体の異常気象はこれからも続くと思われたからです。これまで、築45年の家のため修理の方に大きく予算をかけてしまい、クーラーにまではなかなか回りませんでした。
妹の家族はクーラーを取り付ける技術を持っていて、お休みにもかかわらず来てくれました。お茶の時間、「お姉さん、窓を閉めて」の義弟の合図に、冷たい空気が部屋に流れ出しました。何てぜいたくなことでしょう。28年前に他界した夫までが「よかったね」と喜んでいるような気がしました。
倹約のため坂の下まで歩いて買い物をしていますが、これからは涼しい部屋が私を待っていてくれます。うれしい。ありがとう、の気持ちでいっぱいです。