障害者の文化芸術支援施設「みらーと」開所　静岡・葵区

　障害者の文化芸術活動を支援する県内初の施設「みらーと」が１９日、静岡市葵区にオープンした。文化芸術活動を通じて障害のある人の社会参加や理解促進を図る狙い。

　これまで、障害のある人たちが絵画などの作品を発表する際、相談する窓口がなかった。今回開設した「みらーと」では展示会場の斡旋（あっせん）などコーディネート業務もを担っていく。

　この日の開所式には川勝平太知事も訪れ、「障害があっても、人に感動を与えられる力を持っている。それを多くの人たちに披露していただきたい」と述べた。

　三島市社会福祉法人のメンバーらが沖縄民謡をイメージしたオリジナル曲を披露し、開所を盛り上げ、会場には障害を持った人たちが描いた絵画の作品なども特別に展示された。