速さが「不可能」を「可能」にする “アマゾン流・超高速”で仕事が片付く方法 (1/5ページ)

 驚きのサービスで人々を魅了し、加速度的に成長を続けるアマゾン。その圧倒的な仕事の舞台裏には、「超高速」で仕事を進めるための数々の仕組みがあると、アマゾンジャパンの立ち上げから15年間にわたって同社で活躍した佐藤将之氏は言う。失敗を恐れず、とにかく行動するという企業体質の背後には何があるのか--。

 ※本稿は佐藤将之『1日のタスクが1時間で片づく アマゾンのスピード仕事術』(KADOKAWA)の一部を抜粋・再編集したものです。

アマゾンジャパンのジェフ・ハヤシダ社長によれば、アマゾンは「F1を走らせながら修理して、しかもチューンナップする会社だ」という--。※写真はイメージです(写真=iStock.com/Randomphotog)

アマゾンジャパンのジェフ・ハヤシダ社長によれば、アマゾンは「F1を走らせながら修理して、しかもチューンナップする会社だ」という--。※写真はイメージです(写真=iStock.com/Randomphotog)

 F1を走らせながら修理し、しかも改良する

 アマゾンの日本上陸によって日本の小売業のクオリティが劇的に高まったのは、もはや疑いようのない事実です。最近まで「翌日配送」が当たり前だったのに、「当日配送」から「最短1時間配送」までをもカバーしています。このような“驚異的”なスピードを誇るサービスの実現は、当然ながら、“驚異的”なスピードで仕事を処理する組織でなければなりません。

 アマゾンが取り組む仕事のスピード感を端的に表す一つのたとえがあります。アマゾンジャパンの社長を務めるジェフ・ハヤシダ氏が、「アマゾンとはどんな会社か?」という質問に対してよく口にしていた言葉です。それは「アマゾンは、F1を走らせながら修理して、しかもチューンナップする会社です」というもの。

 一般の企業を普通自動車にたとえるなら、アマゾンで求められるスピード感は、サーキットで走るF1マシンのレベルです。しかもタイヤ交換を行う場合、サーキット上で走らせたまま交換もやってのけます。つまり、何かの事業を超速で進める際、変更が生じても立ち止まらず、走りながら変更をかけていくということです。

なぜこれほどまでにスピードを意識するのか