消費税アップ前に
家計簿に詳しい岐阜大の大藪千穂教授(家計分析)は「アプリは収支を自動的にグラフにするなど親切な機能が魅力的。スマホは持ち歩いていつでも操作できる。一方、紙の家計簿は収支が一覧できるので全体像が把握しやすい」とそれぞれの利点を説明する。
消費税率の引き上げまであと1年足らず。過去の引き上げ前には、高額なものを買ったり、まとめ買いをしたりする「駆け込み需要」が発生している。大藪教授は「本当に買う必要があるのか、冷静に判断するのは容易ではない。しかし家計簿をつけて中長期的な視点を持てば、後悔することは減らせるのではないか」と話している。