第3のビールの新商品が続々と登場している。季節感を意識して鍋料理といった冬の味覚に合う限定商品や、飲み応えを重視したアルコール度数の高いタイプなどだ。
アサヒビールの「クリアアサヒ 和撰吟醸」は、国産の麦芽やホップに加えて、精米歩合60%以下まで磨いた新米を原料にしたのが特長。爽快な味わいに加え、長期熟成製法によって上質なコクと華やかな香りを引き出した。期間限定で、同社は「冬の鍋料理と一緒に楽しんでほしい」としている。アルコール度数は6%。
サントリービールの「冬道楽」は、うま味成分(タンパク質)を多く含む麦芽を、同社の主要な新ジャンル商品と比べ1.3倍使い、数種類のホップを配合した。冬の味覚と一緒に味わってもらおうと、まろやかなコクがある一方で、すっきりとした後味を目指した。飲み応えも考慮し、アルコール度数は6%。期間限定商品。
サッポロビールの「サッポロ LEVEL9贅沢ストロング」は、9%と高めのアルコール度数による飲み応えと満足感が特長。30~40代の男性を中心とした「酔いたい」需要の高まりを背景に考案した。麦芽やホップをふんだんに使用し、味わいも楽しめる。