フレイルは、虚弱を意味する英語の訳語として日本老年医学会が提唱。身体的・心理的・社会的な面で問題を抱えやすく、健康障害を招きやすい状態を指す。厚生労働省は高齢者のフレイル対策に着目し、さまざまなモデル事業を実施。一定の効果が確認され、4月策定の保健事業ガイドラインにも盛り込んだ。
柏市と同様の活動は、神奈川県茅ケ崎市や福岡県飯塚市などが導入。30年度末までに約40自治体に増える見込みという。
市民の要望で導入したのが和歌山県紀の川市。サポーターの畠中美文(はたなか・よしふみ)さん(67)は「市民主体でやりがいがある」と話す。神戸市では10月、サポーター養成研修が開かれ、70代を中心に男女約30人が参加。市の担当者は「意欲ある市民サポーターの発信でフレイル予防が広まるのでは」と期待する。
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■メタボだと筋肉が減少? ホルモンが関与
国立病院機構京都医療センターの浅原哲子研究部長、健康科学大の田中将志講師(同センター客員研究員)らは、高血糖で血糖値を抑えるホルモン「インスリン」が増えた人は、骨格筋でつくられて筋肉の増加を抑えるホルモン「ミオスタチン」も増加し、筋肉が減る可能性があることを発見したと発表した。