きちんとしたデータをとっていないので、これはまったく個人的な印象であるが、どうもチームプレーを要求される集団競技よりも、1人でできることに力点が移っている。
公園でバスケットボールのゲームをしている連中も、1人でネットにゴールを入れる練習が好きなのではないかと思うことがある。いや、ゲームは、それはそれで面白い。だが、人と都合をつけるにエネルギーを費やすのが、時間の消費であると見なしていそうだ。
いや応なしに1人で行動する場面が30年以上前よりも増え、その結果、孤独の耐性も増した。こういう仮説はなりたたないだろうか。
飛行機が着陸すると即電話で話し始め、電車のなかでもずっと電話をしている旅人の姿を見ていると、「孤独に強くなったって? そんなの嘘!」と脇から言われそうだが、以前と同じとはどうも言えない。
社会的な孤独-何かの時の相談相手の有無-の実態調査は目にするが、そもそも孤独に強い弱いというメンタリティの国別データはあるのだろうか。ちょっと探してみよう。
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【プロフィル】安西洋之(あんざい ひろゆき)
モバイルクルーズ株式会社代表取締役/De-Tales ltdデイレクター。ミラノと東京を拠点にビジネスプランナーとして活動。異文化理解とデザインを連携させたローカリゼーションマップ主宰。特に、2017年より「意味のイノベーション」のエヴァンゲリスト的活動を行い、ローカリゼーションと「意味のイノベーション」の結合を図っている。書籍に『イタリアで福島は』『世界の中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』。共著に『デザインの次に来るもの』『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?世界で売れる商品の異文化対応力』。監修にロベルト・ベルガンティ『突破するデザイン』。
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