
介護士の周辺業務をサポートするAI(人工知能)搭載の「アイオロス・ロボット」。米Aeolus Roboticsのアレキサンダー・フアンCEO(左)、高齢者住宅経営連絡協議会の森川悦明会長(右)【拡大】
「介護職員が増えれば介護の質が上がるのかは疑問。それよりも、ロボットと業務を分担することで、介護士一人一人の専門性を高めることが重要だろう。入居者やその家族も、ロボットの介護に安全と安心を期待しており、ポジティブな反応を見せている」(森川会長)
森川会長によると、介護士や施設運営者からも、業務の負担軽減や施設の収益改善などに期待する声が上がっているが、新しい取り組みや投資にネガティブな反応を見せる関係者もいるようだ。
森川会長は「ロボットには、介護だけでなく高齢者の自立を支援するような役割も期待したい」と話す。今後は音声会話など人間とコミュニケーションができるような機能も追加される予定だ。
日本では2019年4月にレンタル予約を開始し、8月に出荷する予定。