天然氷切り出し始まる 栃木・日光

製氷池に張った氷を切り出す作業が始まった=8日朝、栃木県日光市山久保
製氷池に張った氷を切り出す作業が始まった=8日朝、栃木県日光市山久保【拡大】

  • 製氷池に張った氷を切り出す作業が始まった=8日朝、栃木県日光市山久保
  • 製氷池に張った氷を切り出す作業が始まった=8日朝、栃木県日光市山久保

 厳しい寒さを生かして作られる天然氷の切り出し作業が8日、栃木県日光市山久保の製氷池で始まった。長方形に切り出された氷は竹と木で組んだレールの上を滑り、次々とおがくず敷きの貯蔵小屋「氷室(ひむろ)」へ運ばれていった。

 天然氷を製造する松月(しょうげつ)氷室(同市)は2カ所の露天の池で製氷。氷の厚さが14センチとなり、この先の天候を勘案して、この日から作業を始めた。日の出前から1千平方メートルの池に張った氷を等間隔に切断し、1枚約50キロの固まりを氷室などに運んでいった。

 社員6人や、応援に来た各地のかき氷店主らと作業に当たった吉新(よしあら)昌夫社長(59)は「暖冬で心配したが、年末年始の寒波と雨が降らない状況が続き、今年の氷は最高。山の湧き水がゆっくり凍るので堅く締まり、薄く切っても溶けにくい。かき氷などに最適」と手応えを示した。切り出した後も再び氷が張るのを待ち、2月の初めまで製氷を続ける予定という。