【view 写】to TOKYO 変貌する街・渋谷 きらめきが交差する

新年のカウントダウンに集まった人で埋まるスクランブル交差点。光の海が未来を想像させる(宮崎瑞穂撮影)
新年のカウントダウンに集まった人で埋まるスクランブル交差点。光の海が未来を想像させる(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

  • 1952(昭和27)年の渋谷駅周辺。中央にあるのが現在のスクランブル交差点

 終戦から7年。国民生活の混乱が続いていた頃、東京の渋谷駅周辺に高層ビルはなく、交差点を行き交う人や車も、今と比べて少なかった。

 2019年を迎えるカウントダウンイベント当日。歩行者に開放された駅前のスクランブル交差点は人で埋め尽くされた。訪れたのは一晩で約12万人。年越しの瞬間、色鮮やかなイルミネーションが街を包み込んだ。長時間露光で撮影し、明暗部の階調を均等化するデジタル処理をすると、きらめく街と人の流れが浮かんだ。

 渋カジ、ルーズソックス、アムラー、ガングロギャル…。いつの時代も、渋谷は若者の流行を発信し続ける。

 街の進化も著しい。渋谷ヒカリエの開業、東急東横線渋谷駅の地下化…。今秋には、地上47階の大規模複合施設「渋谷スクランブルスクエア」が一部開業する。駅前の再開発は2027年ごろまで続く。

 新年を迎えて30分ほどでスクランブル交差点は閑散とした。集まった人たちは瞬く間に消えた。新年の風景が象徴するように、渋谷の変化は、大胆で、早い。(写真報道局 宮崎瑞穂)

 2020年東京五輪・パラリンピックを控え変貌する東京。前回、東京五輪の時代と「東京の今」を写真で比較。それが未来へどうつながるのか、撮影技術や最新のデジタル表現を駆使して随時紹介する。