【世界の働く女性たち】FROMコートジボワール アフリカ布の服で明るく

明るくおしゃれなオフィススタイル。筆者は右から2人目
明るくおしゃれなオフィススタイル。筆者は右から2人目【拡大】

 冬の日本のオフィスを見渡すと、黒・茶・紺・ベージュ・グレー・白の落ち着いた色を身にまとっている人が多い気がします。たまに赤や青の人もいますが、シンプルな無地だったり。皆さんすてきなのですが、どこか重苦しい雰囲気を感じることがあります。

 現在、私が働いているコートジボワール共和国は、毎年8%前後の経済成長率を誇る、フランス語圏西アフリカの経済の要です。ダイナミックな成長に合わせ、女性の起業家もどんどん生まれ、政府も若年層・女性の起業家支援を強化しています。ダイナミックで明るいコートジボワールの女性。彼女たちがオフィスにいるだけで、雰囲気が明るくなります。それというのも、彼女らの性格のみならず、身に着ける服がとても明るくおしゃれなんです!

 近年、日本でも西アフリカ布で作られたかばんや雑貨が流行していますが、本場西アフリカでは、各自思い思いの布を購入し、各自お気に入りのクチュリエ(デザイナー)に、ワンピースやスカートを作ってもらい、それをオフィスに着てきます。明るい色を身にまとうことで、自分も周りの雰囲気も明るくできるってすてきだと思いませんか? 私も気分を上げたい時はアフリカ布のワンピースで出勤します。

 手崎雅代さん(41) 国際協力機構(JICA)職員。2017年11月からコートジボワール・アビジャンで勤務。2006~08年、青年海外協力隊員としてカメルーンで活動した経験も。カメルーン人の夫と2人暮らし。