フィンテックの源流2007年、iPhone3G
個が強い今の時代のキッカケをつくったエポックメイキングな製品が、2007年に発売されたiPhone3Gです。フィンテックのベースにあるすごく大きな要素の1つは、間違いなくスマートフォンなんです。スマホ登場以前は、個人に対して何かを提供したくてもリーチ自体ができなかった。でも、高性能なパソコンが相当数の個人に配られたことで、インフラが整った。
前述の例で言えば、今まで滞留していたお金が、スマホという毛細血管ができたことで、それらを通して隅々まで血流が行き渡ることになったわけです。良い、高性能のサービスを作って、アプリという形で提供すれば、これまでは届けられなかった顧客にサービスをリーチすることができるようになった。ユーザーの目線から考えてみると、これまでは無縁だった、利用することのなかった金融サービスに簡単にアクセスできるようになったのです。
フィンテックとは何か? フィンテックは、未だ道半ば、発展途上の概念ながら、それは、「個」へと向かう技術革新であり、サービスの提供であり、お金という血液を「個」に流せるようになったツールなのではないか。僕は、そう考えているのです。
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【フィンテック群雄割拠~潮流を読む】は甲斐真一郎さんがフィンテックと業界の最新事情と社会への影響を読み解く連載コラムです。更新は原則隔週火曜日。アーカイブはこちら