ウインタースポーツ・シーズン、真っ盛り-。雪国、新潟ならではのレジャーを楽しもうと、約20年ぶりにスノーボードに挑戦。新潟県上越市の雪だるま高原にあるキューピットバレイへ向かった。
北陸道・上越インターチェンジ(IC)を降り、車を約1時間走らせると、高さ1メートルほどの雪の壁に覆われた山道の先にゲレンデが見えてきた。今年は雪が少ないと聞いていたが、十分そうだ。ロッジ風のセンターハウスで確認すると、ゴンドラ山頂付近では460センチも積もっていた。
天気が良ければ、山頂(標高960メートル)から日本海が望めるというが、あいにくの雪。とはいえ、新雪に恵まれたスノボ日和といってよさそうだ。さっそくボードとブーツを借りて、いざ銀箔(ぱく)のゲレンデへ-。
スノボは初任地だった長野県で遊んで以来。左右に曲がって止まれるところまで独学で身につけたが、昔の勘を取り戻せるかが問題だ。スノボ歴6年の友人に先生になってもらうことにして、初級者向けのペアリフトに乗った。
以前と同じく左足を前にして滑るレギュラースタンスで、左、右と曲がる。意外と身体が覚えていたが、右に曲がるときは逆エッジになるのが怖くて腰が引け、転んでしまった。「前加重で」「上半身を谷の方に向けて」。そういう先生のシュプールの後を滑るうちに、少しずつ勘が戻ってきた。