
横浜にロープウエーが整備されたイメージ図。みなとみらいの景観を楽しみながら移動できる(横浜市提供)【拡大】
支柱は、地上に2基(高さ約10メートル)、海上に3基(高さ約30~40メートル)を建設する。ゴンドラは36基作り、全基とも車いすの同乗が可能で、運行時間や運賃は未定という。
設置・運営を担うのは、同地区の遊園地「よこはまコスモワールド」を運営する泉陽興業(大阪府)。市は、3月末までに同社と協定を結び、夏ごろに着工する予定だ。
東京五輪・パラリンピック前の営業開始を目指している。観覧車やゴンドラの建設実績のある同社の広報担当者は「桜木町駅から横浜みなとみらい21地区への回遊性を高めることで、コスモワールドへの誘客効果や売り上げ向上にもつながれば」と話した。
山下ふ頭にも
MM21地区は商業施設などが点在しており、内陸側と海側をつなぐ移動手段が乏しいことが課題となっていた。市はロープウエーを整備することで、新港ふ頭に今年秋、開業予定の「新港地区客船ターミナル」からの観光客受け入れ機能との連携や、ターミナル方面へのアクセス機能を強化することで、さらなる観光振興の促進を期待している。