記事や漫画を分かりやすく、知的障害を支えるバリアフリーの取り組み (3/3ページ)

通常の漫画でよく使われる擬態語や顔の縦線が描かれた一コマ(上)と、知的障害者向けにシンプルに作り替えたコマ(下)(樹村房提供)
通常の漫画でよく使われる擬態語や顔の縦線が描かれた一コマ(上)と、知的障害者向けにシンプルに作り替えたコマ(下)(樹村房提供)【拡大】

  • 一般社団法人「スローコミュニケーション」が知的障害者向けに発行するニュース
  • 知的障害者向けに制作した「LLマンガ」を示す吉村和真教授

 「外国人でも読みやすい漫画なので、共生社会の実現にも貢献できる」と吉村教授。「ただ、商業ベースでの出版は難しいので、描き手の育成を含め公的な財政支援が必要だ」と話している。

 ■ニュース会報を発行

 一般社団法人「スローコミュニケーション」は週1回、「わかりやすいニュース」をホームページに載せている。日々のニュースだけでなく、「障害のこと」として、障害者に関係するニュースがまとめられたページもある。このほか、主なニュースをまとめた会報を年4回、季刊で会員向けに発行している。

 同法人の室津大吾理事は「知的障害があっても、働いたりして社会生活を送っている人は多い。成人なので、幼稚な内容ではなく、世の中の出来事をきちんと分かりやすい言葉で伝える必要がある」と話している。

 会員申し込みや問い合わせはメールinfo@slow-communication.jp