お金で損する人・得する人

ボーナスの賢い使い道 資産形成方法は「リスク」で比べる (4/4ページ)

高橋成壽

4. 投資信託(株式) 面白みのない商品選びが好成績に

 貯蓄から投資への流れで一般的になってきた商品が、「株式投資」信託です。大きく分けて、国内株式に投資する商品と、海外株式に投資する商品があります。海外株式に投資すると、為替リスクが発生します。

 株式投資に共通するリスクは、投資先株式の価格変動です。目論見書などを熟読しても、投資すべきかどうかの判断は難しいと思いますので、過去の運用成績を確認し、他の商品と比較されることを推奨いたします。理由としては、過去の成績が良好な株式は、例外はありますが、今後の運用結果に期待がもてるからです。過去の成績が悪い株式は、今後も良くなることはないでしょう。学校の成績と同様で、成績の悪い学生の点数がいきなり上がることはないのです。成績の良い学生でも点数が下がることはあるでしょう。それでも、過去の投資手法の延長で、価格が戻る可能性もあると考えます。

 気を付けていただきたいのは、証券会社や銀行が販売しやすい「テーマ型(例えばAI、環境など)」や「特定の国(オリンピックに沸いたブラジルなど)に投資する投資信託」は避けるのが無難です。理由は、手数料が高いことと、ブームが去ると価格が下がるなど、長期投資に向かない商品だからです。

投資の王道である銘柄分散を主眼に置いた、外国株式のインデックスタイプや長い歴史のある外国株式のアクティブファンドを選択するのも一案です。

《投資信託(株式)のリスク》

 ・株式の価格変動

 ・通貨暴落

 いかがでしょうか。一般的な金融商品4つを比較しました。預貯金で物足りないと感じる人は、外貨預金、投資信託(債券型)、投資信託(株式型)なども検討されると良いでしょう。

高橋成壽(たかはし・なるひさ)
高橋成壽(たかはし・なるひさ) ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者
寿FPコンサルティング株式会社代表取締役
1978年生まれ。神奈川県出身。慶応義塾大学総合政策学部卒。金融業界での実務経験を経て2007年にFP会社「寿コンサルティング」を設立。顧客は上場企業の経営者からシングルマザーまで幅広い。専門家ネットワークを活用し、お金に困らない仕組みづくりと豊かな人生設計の提供に励む。著書に「ダンナの遺産を子どもに相続させないで」(廣済堂出版)。無料のFP相談を提供する「ライフプランの窓口」では事務局を務める。

【お金で損する人・得する人】は、FPなどお金のプロたちが、将来後悔しないため、制度に“搾取”されないため知っておきたいお金に関わるノウハウをわかりやすく解説する連載コラムです。アーカイブはこちら

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