片桐実央の起業相談

専門家として売り出す (1/2ページ)

 「コンサルタント」として起業したいという人は少なくありません。「顧問」や「アドバイザー」と名乗る方もいますが、専門家として人にアドバイスをしてお金をもらう仕事です。個人向けにはファイナンシャルプランナーやカウンセラー、法人経営者向けには財務や人事育成のアドバイザーなどがあります。

 売り上げは相談料、月額顧問料、販売や事務の手数料とさまざまです。今回はコンサルタントとして起業する方法をお伝えします。

 起業して専門家になるためには、ブランド戦略と実績づくりが重要ですので、豊富な知識や経験があるということを情報発信しましょう。一般的にはセミナーや小冊子、出版などで顧客との接点をつくり、顧客からの相談予約や顧問契約につなげる方が多いです。気軽に相談してもらうため、短時間の無料の個別相談を実施する人もいます。

 昨年起業した56歳の男性は終活支援の仕事をしていますが、終活支援セミナーを開催し、参加した受講生と人脈を構築し、その後の仕事につなげています。

 講師としての実績づくりのため、開催当日の写真や参加者のアンケートを保存しておき、後日、参加者の承諾を得た上で、開催実績としてホームページに掲載している人もいます。

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