受験指導の現場から

子供は塾でどんな話をするのか 知りたがり女子と話したがり男子 (1/3ページ)

吉田克己
吉田克己

 夏休みが終わり、我が子を塾に通わせている生徒の親であれば、夏期講習会に通わせた甲斐があったのかどうか、どうしても気になってしまうという向きが多数派だろう。とくに、受験学年の夏はまさに正念場であり、7月上旬の模試から9月になって最初に受ける模試の結果がどう変化するか、結果次第ではなんらかの手を打つことも考えなければならず、親も講師も気が気でない。

 そこで今回は、次の模試の結果が出るまでの束の間ではあるが、従前とはがらりと目先を変えて、「生徒は塾で講師にどんな話をしているのか」について披瀝してみたい。もちろん、講師のキャラによって頻度も内容も随分と違ってくるため、あくまでも一例であることをあらかじめお断りしておくのであるが。

「知りたがり女子と話したがり男子」

 一般的な感覚では、女子生徒に比べて男子生徒は大人とはあまり話をしたがらないと思われるかもしれない。たしかに、こと勉強に関してはそのとおりなのであるが、プライベートなこととなると、意外や女子生徒はあれこれ聞いてくることはあっても、自分のことはあまり話さない。家庭や家族のことを話したがるのは、むしろ男子生徒のほうである。とくに小学生はその傾向が強い。いわば、「知りたがり女子と話したがり男子」といった感がある。(以下、小学生について。)

 初めて担当した小学3~5年生のクラスの場合、何度目かの授業ともなれば、活発な女子生徒が真っ先に根掘り葉掘り聞いてくる。「先生いくつ?」「結婚してるの?」「子供はいるの?」「どこに住んでるの?」といった、個人情報に関することである。

 たいがいははぐらかすのであるが、時にはある女子生徒の「先生いくつ?」という質問を皮切りに、他の女子生徒が「42くらいだと思う」とか、また別の女子生徒が「50はいってないと思う」などと、勝手にやり取りを始めることもある(この場合、「とうに50を超えてるけどね」と思いつつ、内心ニンマリしているのであるが)。

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