ヘルスケア

輝く「じいじ」と「ばあば」 愛知県の旧足助町 (2/2ページ)

 加藤美恵子さん(70)もトヨタ系の会社で定年まで働いた。「家にいたら化粧もしないが、働きに出れば、仲間と『今度、ランチに行こう』という話もできる。レジでお客さんから『ペイペイでお願いします』と言われ、慣れない手順にドキドキするのも、いい刺激です」と軽やかだ。

 豊田市によると、百年草が創設されたころの足助町の高齢化率は19・64%。現在の全国平均の28・4%に比べても低かった。だが、当時約1万1千人いた人口は今年8月時点で約8千人に減少、高齢化率は40・54%と深刻さを増している。

 「バーバラはうす」で働く河合孝子さん(69)は「私の集落は今は5世帯だけ。空き家の方が多く夫以外の人に会う機会がない。働けるだけでありがたい」と言う。

 ただ、企業が定年後の再雇用に踏み出すなかで、高齢者雇用は困難になり、百年草の75歳定年も見直しを迫られている。

 岡村部長は「現金はゲンキの源。今後については課題が多いが、経験を積んだ高齢者は貴重な戦力。80歳過ぎまで、少しでも現金収入があれば素晴らしいと思う」と話している。

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