悩みの共有必要
働く父親を支援しようと、企業でも取り組みが始まった。損保ジャパン日本興亜(東京)が設置した保育施設。
今年8月、30~40歳代の父親7人が集まり、子育ての悩みや仕事との両立を話し合う初めての「パパ・カフェ」が開かれた。参加した田中翔さん(35)は「みな自分と同じように悩みながら働き、子育てしていると分かってほっとした」と話す。
国立成育医療研究センターの竹原健二政策開発研究室長はこう話す。
「母親は産前産後の定期健診などで鬱などを発見する体制がつくられているが、父親は孤立しがちで、問題が深刻化しやすい」
その上で、「国がすべきなのは、従業員が長期的に育児と仕事を両立できる就労環境をつくるための法整備だ」と訴えている。