ヘルスケア

「いびきの本質」を軽視する人は後悔する 無呼吸でなくても放置はNG (1/2ページ)

 Q. 大きないびきをかく人は病気か?

 無呼吸でなくても放置はNG

 大きないびきが睡眠時無呼吸症候群という病気の症状であることは、かなり知られるようになってきました。睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠の質が落ちて疲労が蓄積するだけでなく、高血圧など生活習慣病を招くことがわかっています。それどころか重症の場合は、夜中、家族の知らない間に亡くなることすらあります。お酒や睡眠薬を飲んで眠ると、息が苦しくても目が覚めず、無呼吸の状態が続いて心筋梗塞を起こしてしまうのです。

 ところが、家族からいびきを指摘されても、「自分はそこまでひどくないから」と放置している人も多いでしょう。しかし本当はいびきをかくこと自体、健康によくないということをご存じでしょうか。睡眠時無呼吸症候群ではなくても、可能な限りいびきをかかないようにしたほうがいいのです。

 そもそもなぜいびきが発生するかというと、眠っている間に舌の筋肉が弛緩して、舌根(舌の奥の部分)が喉の奥に落ち込むことで、気道が狭くなるからです。たとえば、楽器の笛は狭い管のなかを空気が通ることで音が鳴るようになっていますが、いびきもそれと同じ。狭くなった気道を空気が出たり入ったりすることで生じる摩擦音、これがいびきの正体です。

 空気の通り道が狭窄している

 つまり、いびきをかくということは、空気の通り道が狭窄しているという証拠。本人は無自覚でも、睡眠中に呼吸がしにくい状態にあるということです。人間は眠っているあいだも呼吸をしなければ死んでしまいますから、脳の自律神経系は心拍数を上げたり、血圧を上げたり、呼吸の強さや回数を調整して、肺や脳に送られる酸素の供給量を一定に保つよう、一生懸命に働かざるをえません。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus