ヘルスケア

「いびきの本質」を軽視する人は後悔する 無呼吸でなくても放置はNG (2/2ページ)

 そもそも人間が眠る第一の目的は脳の自律神経系に休養をとってもらうことです。しかし、いびきをかいている限り自律神経系に真の休息は訪れません。

 また間の悪いことに、いびきは浅い眠りから深い眠りに切り替わるタイミングで発生するため、せっかく深い眠りに移行しようとしても、いびきのせいで再び浅い眠りに戻ってしまいます。だからいびきをかく人は、たとえ睡眠時間が足りていても熟睡感を得られず、逆に疲労を蓄積させていってしまうのです。つまり、いびきをかいている時点で、すでに質のいい睡眠ではないということになります。

 そこで対処法ですが、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は「CPAP(シーパップ)」という酸素マスクのような器具を装着して眠るという治療法があります。圧を加えた空気を鼻から送り込むことで呼吸が楽になります。

 もうひとつの方法は、横向きの「シムス体位」で寝ることです。医療器具を装着するよりも手軽で簡単です。(東京疲労・睡眠クリニック院長 梶本 修身 構成=長山清子 写真=iStock.com)

■梶本修身(かじもと・おさみ) 東京疲労・睡眠クリニック院長。医師・医学博士。大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授。大阪大学大学院医学研究科修了。『スッキリした朝に変わる睡眠の本』など著書多数。

(PRESIDENT Online)

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