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お金が貯まる人が家計簿に書いていること 数字より大切な記録の“機能” (1/3ページ)

 支出を減らすことを目的に家計簿をつけている人は多いのではないでしょうか。多くの家計相談を受けてきた八ツ井慶子さんは、その目的を達成するにはひと工夫必要と言います。支出カットができる家計簿のつけ方のコツとは?

 こんにちは、家計コンサルタントの八ツ井慶子です。

 みなさんは家計簿をつけていますか?

 「この“つけ方”でいいのだろうか?」と、一度くらい悩まれた方は多いのではないでしょうか。

 そこで、私のこれまでの家計相談経験を踏まえ、独断と偏見で“つけ方”を考えてみました。いまいちどうつけていいか分からなかった方は、よかったらご参考になさってください。

 1.家計簿をつける「目的」をはっきりさせる

 家計簿と向き合う前に意識しておきたいのが、家計簿をつける「目的」です。

 「家計簿はつけているだけで、家計は何も変化がない」、なんてことはないでしょうか。こうならないためにも、「目的」をはっきりさせておきましょう。目的によって「つけ方」を変えるといいと思います。

 家計簿の目的2つのパターンとは

 家計簿をつける目的は、おもに2パターンではないかと思います。

 (1)記録

 (2)支出カット(家計の見直し)

 「何にいくら使ったのか、把握しておきたい」という方の目的は、まさに「記録」ですね。分かりやすい例です。

 また、いくら使ったかを定期的に振り返ることで、その月の予算管理をするといった場合や、やはり支出額を振り返ることで、その後の支出抑制につながるという方もいらっしゃるでしょう。これらのケースの目的は「支出カット」ともいえそうですが、ここでは「記録」として捉えたいと思います。

 なぜかというと、「記録」としての家計簿が、その方の支出カットに自然とつながっているためです。家計簿には「記録」以上の情報がない中で、二次的な作用として支出抑制につながっていると考えてみたいと思います。

 そして、もう一つの目的が「支出カット」です。

 「どうも貯蓄ができない」「何から手をつけていいのか分からない」といった悩みを抱え、家計簿をつけようと試みるケースです。

 「支出カット」目的なら正確さは必要ない

 こういう方の場合、私の家計相談の経験上、以下のようなステップを考えていらっしゃるようです。

 家計簿をつける

 →家計を知る(「記録」としての機能)

 →その上で、何らかの改善策をとる

 →家計を見直す

 ところが、家計簿を“正しく”つけることができずに、「家計を知る」前の段階で挫折したり、あるいは、家計を知ったところで、具体的な対策を立てるまでに至らず、結局つけただけに終わってしまうといったケースが多く見受けられます。

 「支出カット」をおもな目的とした場合、私は必ずしも“正確な家計簿”は必要ないと考えています。ソコに注力するよりも、お金の「使い方」そのものに注目した方が、支出カットへの近道となるでしょう。

 いずれにしても、家計簿をつける目的を最初のステップとして確認しておくことをオススメします。

 2.いつまでつけるか、一応のゴールを決めておく

 家計簿をつけたことのある“経験者”は非常に多いのですが、継続できている“継続者”は非常に少ないです。つまり、どこかで挫折してしまうのですね。

 しかし、「家計簿をつけ続ける」前提に立てば、確かに「挫折」となりますが、一時のモノと捉えれば、挫折ではなく、単に「やめた」といえます。

 そもそも家計簿はずーっとつけ続けるものでしょうか。

 答えは、人それぞれだと思います。ですから、それをあらかじめご自身で決めておいてみてはいかがかなと思うのです。そして、この点も「目的」によって考え方は異なってくるでしょう。

 「記録」として家計簿を捉えるとしたら、基本的にはつけ続けることになります。

 以前、ご結婚以来30年以上家計簿をつけ続けているという方にお会いしたことがあります。家計簿をつけないと落ち着かないというほど几帳面な方でした。

 家計簿のおかげで自然とムダづかいも抑制することができていらっしゃったとのことです。家計簿を拝見すると、その中身はもはや「家族の歴史」。お金の使い方は、日常生活を浮き彫りにさせます。まさに「記録」です。

 ここまでではないにしても、「記録」を重視するのであれば、続けられるだけ続けることが前提になるでしょう。

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