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お金が貯まる人が家計簿に書いていること 数字より大切な記録の“機能” (2/3ページ)

 「ときどき家計簿をやめてみる」効果

 ただし、同じ「記録」でも二次的に支出管理に用いている方は、時折やめてみることをオススメしたいです。

 なぜなら、できるだけ「記録」を振り返ることなく、常に使い方を安定できるに越したことはないためです。例えて言うならば、いつもレシピを見ながらお料理しているのを、レシピなしでもお料理できるようになることを目指すみたいなイメージです。

 なんだかんだ家計簿をつけるには時間と手間がかかります。人生の限られた貴重な時間ですから、時折「記録」を辞めてみて、浮いた時間は有意義に使っていただきたいですし、万が一ムダづかいが増えてしまうようであれば、再び「記録」をつけて振り返ってみればいいです。そのうちにやめる間隔を長くしていって、いずれは家計簿(記録)卒業を目指してみてはいかがでしょう。少なくとも、そうした意識を持って、記録することをオススメしたいです。

 すべてのレシートを記録する必要はない

 では、「支出カット」を目的とした場合はどうでしょうか。

 やはり家計簿をつける「期限」をぜひ設けていただきたいです。私の勝手な考えですが、3~12カ月あたりで設定されてはいかがかなと思います。

 このときのポイントは、“正しくつける”ことにこだわらないことです。もちろん正しくつけられることに越したことはありませんが、「目的」はソコにありません。

 私の経験上、なかなか貯蓄できない家計のレシートは非常に枚数が多く、すべてを把握するだけで、とても骨の折れる作業であるケースが少なくありません。したがって、いい意味でソコはあきらめて、お金を多く使っていそうな費目を数個取り出して、それらだけをつけるのでもいいでしょう。

 3.スマホか手書きか……手段を選択する

 家計簿の“種類”を選択します。いまや家計簿ツールはたくさんあります。既製のスマホアプリ、家計簿ソフト、市販の家計簿(手書き)や、独自にエクセルやノート(手書き)に作成する手段もあります。

 「記録」を目的として、長く継続させたいのであれば、できるだけ楽につけられるもの、少々の手間はあっても自分の性格に合うモノがいいです。

 スマホアプリのおかげで家計簿をつけることが楽になった、という声も聞きます。また、自動で集計してくれるので、結果を知るには重宝します。

 デジタル派の一方で、やはり手書きの方がしっくりくるというアナログ派もいます。自由に書き込める自在性が好まれたり、書く作業を通じて、支出を振り返る時間づくりに役立つメリットもあります。

 4.目的に合わせた「つけ方」を検討

 ここまできて、いよいよ「つけ方」を考えてみましょう。

 (1)「記録」の場合

 費目ごとにひたすらつけていきます。集計もしましょう。

 「費目」は、自由に決めてOKです。既製の家計簿を用いる場合は、すでにおもな「費目」が与えられていると思います。できるだけそれらの「費目」を活用した方が楽だとは思いますが、カスタマイズできるのであれば、自分の家計に合った費目を作成してもいいでしょう。

 例えば、コンビニでの買い物が気になれば、「コンビニ」という費目があってもいいでしょうし、化粧品代や美容院代、マッサージも含めて「美容」でもいいでしょう。「自己投資」という費目でジムや習い事、書籍代を合わせてもいいと思います。

 ただし、気を付けていただきたいのは、「貯蓄(積立)」と「保険料」です。「貯蓄(積立)」を支出として計上している家計簿を、これまで何度も見たことがあります。これは使ったお金ではありませんので、支出計上しないようにしましょう。

 また、「保険料」と一口に言っても、貯蓄目的と保障目的の保険とがあります。前者の場合(個人年金保険や学資保険。貯蓄目的の終身保険など)の保険料も、支出に計上しない方がいいです。

 なお、同じ「記録」目的でも支出管理につなげている方の場合は、すべての費目をつけなくてもいいかもしれません。支出抑制につなげたいと思う気になる費目だけをピックアップして、記録するのもアリです。

 いずれにしても、時々やめてみるということはぜひ取り入れてみてほしいと思います。

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