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寅さんは時代を映す鏡だ OL、バブル、復興支援…「男はつらいよ」50年 (2/2ページ)

 4K修復で旧作再び

 新作は、先端技術である高画質の4Kによって撮影された。これもまた、寅さんという映画が映す時代の一つ。松竹は、過去49作も4Kを用いたデジタル修復を行った。新作で過去の名場面をふんだんに引用できたのは、2年をかけたその修復作業の成果だ。

 だが、4K修復の最大の目的は、映画館で寅さんの旧作を再び上映することだ。過去49作はフィルムしかなく、映画館の設備がデジタル化した今、もはや上映できない。

 松竹で「男はつらいよ」50周年事業を指揮する映像本部メディア事業部長の森口和則さん(50)は、映画館勤務時代に「拝啓寅次郎様」が公開された際の光景を忘れない。

 「観客が一緒に笑い、わいわいとにぎやかに見ていた。それが、映画を2倍も3倍も楽しくする」

 映画館で寅さんの旧作を上映したい。森口さん個人の悲願でもあったが、4K修復により今年以降実現する。また、テレビ放送も計画。昨年12月25日には過去49作のブルーレイも発売されている。

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