新時代のマネー戦略

一見お得な「上乗せ還元」のここに注意 マイナポイント登録先の賢い選び方 (2/3ページ)

小沢美奈子
小沢美奈子

 上乗せキャンペーンは、付与の条件がサービスごと異なっている点にも注意が必要です。

 ▼期間や用途が限定されたポイントが付与される

 たとえばd払いは、マイナポイントに「d払い」または「dカード」を登録すると、500dポイント(500円相当)が付与されます。しかし、本キャンペーンで付与されるdポイントは「通常ポイント」ではなく「期間・用途限定ポイント」で、NTTドコモの携帯電話料金など一部のサービスでの支払いには利用できません。

 ▼付与の対象がチャージ金額や決済金額ではない

 au PAYは、マイナポイントに「au PAY」または「au PAYカード」のどちらかを登録したうえで、期間内にチャージすることを上乗せの条件としていますが、上乗せされる残高は「マイナポイント還元額に対して20%」です。

 キャンペーンで上乗せされるau PAY残高は最大1000円相当。2万円チャージすれば、マイナポイント事業の上限額である5000円相当がau Pay残高でまず還元され、さらに上乗せ分の上限であるau Pay残高1000円相当が付与されます。ただ仮に1万円をチャージした場合はマイナポイント分は2500円相当、還元はその20%なので上乗せ分は500円相当にとどまります。

 ▼新しいサービスで加盟店などが少ない

 ゆうちょPayはまず、アプリを新規でダウンロードし口座登録した人全員に500ポイントが付与されます。そのうえで、マイナポイントにゆうちょPayを登録するとさらに1500ポイントが付与されます。合計で最大2000ポイントが上乗せされるので額面ではかなりお得でしょう。

 現時点で、肝心の郵便局では4000局でしか使えないようですが、2020年8月末までに8500局に拡大される予定です。とはいえゆうちょPay自体が新しいサービスなので、加盟店がまだ少なく使い道が限られそうです。

 ▼利用対象期間が短い

 メルペイは3つの上乗せキャンペーンを実施していますが、うち2つは利用対象期間が8月31日までと短くなっています。

 決済業者やサービスは、上乗せキャンペーンに釣られないようにサービス内容をよく確認した上で、慎重に選ぶことが大切です。

 マイナポイントは早く申請したほうがいい!?

 マイナポイントは実は誰もが利用できるわけではありません。利用できる人は、マイナンバーカードを取得し、かつ、「予約」をした4000万人で、日本の人口の約3分の1です。上限に達すると途中で締め切られる可能性もあるとされています。

 と言われると、のんきに構えていたら「申し込みできない」なんてことも想定しますが、いまのところまだ余裕があると言えそうです。というのも、総務省によると2020年7月6日時点の全国におけるマイナンバーカードの発行枚数は約2240万2897枚。一方、7月7日時点で「予約」済み件数は186万1358件とのこと。マイナンバーカードの発行済み数だけ見ても、4000万には程遠いことがわかるからです。

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