がん電話相談から

成人T細胞白血病リンパ腫が再発 (2/2ページ)

 Q どうしたらいいでしょうか。

 A これからは病気を治す段階ではなく、症状を和らげる段階にあると思います。対症療法で痛みがあれば、医療用麻薬などで和らげ、熱が高くなれば、薬で下げるなどの方法です。

 Q ほかに気を付けることはありますか。

 A 病状には波があります。よくなったと思っても悪くなるときがあります。ですから一喜一憂しない方がいいと思います。新型コロナウイルス禍で家族の方のお見舞いが制限される病院もありますが、そばにいられるようでしたら、なるべくそばにいてあげてください。(構成 大家俊夫)

 回答は、がん研有明病院血液腫瘍科部長の照井康仁医師が担当しました。

 「がん電話相談」(がん研究会、アフラック、産経新聞社の協力)は毎週月曜日から木曜日(祝日除く)午前11時~午後3時に受け付けます。電話は03・5531・0110、無料。相談は在宅勤務でカウンセラーが受け付けます。

■ミニ解説

 血液のがんの一種、成人T細胞白血病リンパ腫(ATLL)はHTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)ウイルスに感染し、白血球の中のT細胞ががん化するものだ。ウイルス感染から発症するまでの潜伏期間は40~60年と長い。

 感染者の多くは九州や沖縄県などでみられるという。照井医師は「ウイルスの感染経路は母乳や輸血などがありますが、ウイルスのキャリア(感染者)が全員発症するわけでなく、その4~5%が発症するといわれています」と話す。

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