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観覧車とホラーがコラボ? 大阪・吹田の大型複合施設にある“最恐観覧車” (1/2ページ)

 大阪・吹田の大型複合施設「エキスポシティ(EXPOCITY)」にある、高さ日本一の観覧車「オオサカホイール」が恐怖スポットになっているという。聞けば「最恐観覧車」と銘打っているらしい。ジェットコースターのような絶叫マシンでもあるまいし、最恐とは大げさな。一体、何が起きているのか。実際に現場に出向いて確かめるしかない。(大島直之)

シースルーは封印

 高校野球の代替大会の取材で連日、走り回っていたら、ドタバタデスクから「急で悪いんだけど、これ探偵してきてよ。万博記念公園球場の近くでしょ」と、ファクスが送られてきた。

 タイトルには「最恐観覧車シリーズ 地獄のゾンビ観覧車」とある。肝試し体験か。連日の炎天下での取材と気分も変わっていいかもしれない。探偵記者の任に就くことにした。

 現場に着くと、オオサカホイールは万博記念公園に立つ太陽の塔に対峙するように、そびえていた。高さ123メートルという日本一の高さを誇る観覧車のゴンドラはシースルー構造で、透明なアクリル板の床面から地面を見下ろすと、足がすくむ怖さを体感できるという。

 しかし今回、恐怖体験を味わうのは、シースルーゴンドラではないようだ。72基あるゴンドラのうち、4基だけがフィルムやシートで黒く覆われ、特別仕様に仕立てられていた。

 ドタバタデスクには告げていなかったが、実は高所や狭い空間が苦手だ。しかし、シースルーの特徴を封印してしまったゴンドラなど恐れるに足りない。

不気味な音が

 「すでに何社かメディアの方が乗られましたが『相当怖かった』との評判をいただいています」

 観覧車を運営する「オオサカホイール」(吹田市)のスタッフがあおるが、学生時代は心身をボクシング部で鍛えた。私はちょっとのことでは動じない。

 乗り場に案内され、真っ黒なゴンドラに素早く乗り込んだ。おっと揺れた。思わず扉に手をかけたが、無情にもぴしゃりと閉じられる。これから1周18分、逃げられなくなった。

 真っ暗な内部には、クモの巣も張ってありおどろおどろしい。ヘッドホンを装着し、窓に映し出される映像を見ながら、物語に沿って謎解きを進める趣向だ。ある少女の、けんか別れした行方不明の親友を探す課題をあたえられた。ヘッドホンから響く、窓を打ち付ける音の不気味さに思わず手が扉に伸びる。しまった。ここは日本一の高さの観覧車。出られないのか。

 演出を請け負うのは社名からして怖さを感じさせる企画会社の「株式会社闇」(東京都)。仮想現実(VR)技術などを使ってひらかたパーク(大阪府枚方市)のお化け屋敷やホラー映画も手がけている。

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