趣味・レジャー

観覧車とホラーがコラボ? 大阪・吹田の大型複合施設にある“最恐観覧車” (2/2ページ)

 闇が今、新たな事業分野として注目しているのが観覧車とホラーの組み合わせ。「密室とホラーを組み合わせることで観覧車の新たな楽しみ方を提案したい」とオオサカホイールに今春、企画を持ち込んだ。これまでも「マリノアシティ福岡 観覧車スカイホイール」(福岡)などで観覧車を使ったホラーアトラクションをプロデュース。人を怖がらせる映像作りや演出はお手のものだ。向後(こうご)史朗ディレクターは「1周18分と6人乗りのゴンドラの空間をフルに使って楽しめるストーリーや映像を作り上げた」と不敵な笑みを浮かべていた。

揺れるシート

 一度ゴンドラに乗り込んでしまうと、外が見えないため自分がいる高さも、どのくらいの時間が過ぎたのかも分からない。向後さんの思惑通り、逃げ場のない恐怖に次々と襲われる。自分はボクサーだと鼓舞するが、思わず手が震える。

 急に現れるゾンビに思わずのけぞる。空調は効いているはずなのに汗が背中を伝う。さらにここぞというときに映像と連動してブルブルと揺れるシートに腰が浮く。閉じられたままの扉がうらめしい。あぁ早くここから出たい。

 謎解きを終えると、ようやく扉が開いた。飛び出したかったが、足はすくんだままだ。スタッフに促されてなんとか降りると「Bad End」と書かれた乗車体験カードを手渡された。謎解きに失敗したようだ。恐怖のあまり何かを見落としてしまったらしい。

 探偵記者としたことが…。残念な結果をデスクに報告しなければならない。これこそ夏の最恐体験。汗がどっと吹き出した。

コロナ対策も

 最恐観覧車の企画にあたっては、新型コロナウイルスの感染拡大防止の取り組みも行われている。乗車前には非接触型検温、消毒、マスク着用のほか、大阪コロナウイルス追跡システムへの登録も求められる。ゴンドラの管理も、乗客降車ごとに抗菌作業をするほか、換気口も常時開放している。

 密閉空間となる観覧車にとって新型コロナの影響は大きく、オオサカホイールでも春以降、大きく乗客を減らした。そんな中、同社の三輪武志ゼネラルマネージャーは「いかに空間に付加価値を付けて有意義な空間を提供できるか考えている」と話す。今回のゾンビ観覧車も、特性を生かした一つの挑戦で、「今後も多くの来場者を楽しませる新たな企画で観覧車ビジネスの可能性を探りたい」としている。

地獄のゾンビ観覧車 9月30日まで開催。ゴンドラの定員は6人。乗車料は通常料金の1000円にプラス500円の1人1500円。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus