終活の経済学

生前整理(2)買い取りのプロに聞く 不用品「高値」期待しないで (2/2ページ)

 捨てずに寄付して社会貢献 代表的な4団体紹介

 不用品の処分で考えたいのが「寄付」。ごみとして捨てられてしまうものでも、世界には喜んで使ってくれる人々がたくさんいる。心の充足感も得られて、社会貢献につながる。生前整理で生じた不用品を寄付できる団体は多くあるが、代表的な4団体を紹介する。

 国際社会支援推進会「ワールドギフト」

 主に途上国の人々に集まった不用品を届けたり、現金化してボランティア団体に寄付したりしている。寄付できるのは衣類、シューズ類、カバン類(特にリュックサック)、おもちゃ、縫いぐるみ、文房具、台所用品、調理器具など。物資寄付国はインドネシアやトーゴ、キリバス、ガーナなど87カ国に及ぶ。

 「鍋、フライパンなどの調理器具の需要は少なくない。水筒や弁当箱、スプーンやフォークなどの食器も世界中の女性たちが喜んでくれる。特に、お椀(わん)などの日本の文化を感じられるモノは、『かわいい』『素敵』と人気がある」(平井尊雄さん)

 寄付の方法は、段ボールに不用品を梱包(こんぽう)し、ホームページの申し込みフォームで集荷依頼をする。段ボールのサイズで集荷料金が決まり、その金額を振り込めば、宅配業者が集荷に訪れる流れだ。

 【問い合わせ先】集荷お申し込み専用ダイヤル06・7505・4585

 NPO法人「もったいないジャパン」

 家庭の不用品を「もったいない精神」のもと、社会還元している。寄付できるものは衣類、靴類、毛布やタオルなどの日用品、スポーツ用品、文房具、楽器類、縫いぐるみ、人形、おもちゃなど広範囲に及ぶ。主な寄付先は、フィリピンやインドネシアなど途上国の孤児院など。

 本部では平日9~16時に常勤ボランティアが直接持参に対応。事務所前の回収ボックスには24時間持ち込める。

 【問い合わせ先】もったいないジャパン0467・38・7222

 一般社団法人いいことファーム「いいことシップ」

 全国に寄付先を設けて、地域密着型の寄付活動を目指している。寄付できる不用品は衣類、カバン類、食器、キッチン用品、おもちゃ、縫いぐるみ、家具、工具・農機具など。段ボール1箱分を送ると、100円が寄付される仕組みだ。

 最大の特徴は寄付先を選べること。「日本赤十字社」「日本ユニセフ協会」「世界の子どもにワクチンを日本委員会」などの団体から指定でき、寄付の実績はホームページで公表される。不用品を段ボールに入れ、近くの集荷センターに送る。

 【問い合わせ先】いいことファーム0120・976・329

 ふくのわプロジェクト

 寄付された衣類を売却し、収益金で「パラスポーツ(障がい者スポーツ)」を応援する。対象の衣類はスーツやドレス、Tシャツ、ネクタイ、マフラー、スカーフ、着物、帯など。パラスポーツを推進する団体の活動を支援する。

 担当者の永栄朋子さんによると、「人の役に立つ寄付が、手放せなかった品々を整理するきっかけになった」など高齢者の寄付が多いという。

 東京都内の各地に寄付ボックスを設置している(ホームページ参照)。

 【問い合わせ先】ふくのわプロジェクト 関東流通センター070・4176・3700

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