群馬県内では、同学会、群馬禁煙支援医歯薬ネット、高崎健康福祉大学などが共催で、平成21(2009)年11月15日、初の「アド講習会in群馬」を開催し、以来、毎年1回同大学で実施している。今年も新型コロナ感染症対策を講じた上の対面方式で11月8日に開催した。講師に、日本禁煙科学会理事長・高橋裕子先生、群馬県医師会副会長・川島崇先生、群馬県薬剤師会副会長・島田光明先生を招き、禁煙支援の実際、加熱式たばこの最新情報、新型コロナ対策と禁煙支援、薬局における禁煙支援などを学んだ。
職種別参加者は医師5人、薬剤師36人、看護師・保健師が5人、事務部門1人の計47人。禁煙治療においては、禁煙に挑戦する患者を支える医療職の言葉が重要な役割を果たす。禁煙支援者のレベルアップにつながる研修会は、今後も継続的に開催していきたいと考えている。(高崎健康福祉大教授 東福寺幾夫)
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■たばこをやめた場合の変化
《8時間後》血中の一酸化炭素濃度が下がり、酸素濃度が上がる
《24時間後》心臓発作(狭心症・心筋梗塞など)の可能性が下がる
《数日後》味覚・嗅覚が改善し、歩行が楽になる
《2週間~3カ月後》心臓や血管などの循環機能が改善する
《1カ月~9カ月後》咳や喘鳴(ぜんめい)が改善、気道の自浄作用も改善して感染しにくくなる
《1年後》軽度・中度のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)患者の肺機能が改善する
《2~4年後》狭心症や心筋梗塞などのリスクが喫煙継続時に比べ35%下がる
《5~9年後》肺がんのリスクが喫煙継続時に比べ低下する
《10~15年後》さまざまな病気のリスクが非喫煙者レベルに近づく