「検査キット」新成人に送付
一方、静岡県西伊豆町では60人の新成人全員の抗原検査の費用を町が負担し1月10日にほぼ例年通りの形で成人式を行うと決めた。
新成人全員に郵送で検査キットを送付。町内在住の新成人は成人式の1週間前と前日、町外は帰省前と前日にそれぞれ検査をしてもらい、結果は町にメールで報告してもらうという。
星野浄晋町長は当初、新成人のマスクなしの出席を認めると表明したが、町内外の批判を受け、マスクの着用は求めることにした。町教委は「安心して成人式に臨んでもらい、町民も、外からウイルスが持ち込まれるのではないかという不安を減らせる」と語る。
例年、横浜アリーナで住居地ごとに午前と午後に分けて一度に約1万2千人の新成人が集う全国最大規模の成人式を行ってきた横浜市は、今年は別会場としてパシフィコ横浜ノースを確保。2会場4部制にし、最大4千人程度の来場者になるよう抑えた。式典自体も最大30分ほどに縮小、市ホームページでライブ配信も行う。
スケートリンク、一般開放するか
冬ならではのスポーツ施設も、変化を余儀なくされている。
東京都新宿区のスケートリンク「シチズンプラザ」では、12月中の一般利用者の利用を中止し、教室利用者のみに限定。同施設は来年1月末に閉館予定で、来月の一般利用は検討中という。江戸川区にある「区スポーツランド」のスケートリンクでは、入場時間を制限して一般に開放。密になりやすいロッカールームでは、利用可能なロッカーを約半分にし、換気にも気を使っているが、担当者は「着替えるところなので、(換気は)難しいところもある」と話している。