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お金が貯まる人の生活習慣とは? 貯金額の「中央値」調査で実態が見える (2/2ページ)

 運動するとお金が貯まる?

 リスクモンスターの調査では、貯金額と生活習慣、ライフスタイルの相関性についてもアンケートを取っている。日常的な運動の有無別の貯金額では、日常的に「運動している」人の中央値が400万円だったのに対し、日常的に「運動をしていない」人の中央値は200万円だった。

 スポーツ種目別の集計では、「水泳」が中央値1500万円と最も多く、「ゴルフ」の中央値900万円を上回った。次いで、スポーツジムの中央値800万円。水泳やゴルフをする人は金銭的なゆとりのある人が多いのだろうか。貯金額とスポーツ種別との相関性はともかく、日常的な運動を欠かさない人は貯金も多い傾向にあることがうかがえる。

 睡眠時間別では「6時間~7時間」が中央値400万円と最も多く、次いで「7時間~8時間」が同300万円、「5時間~6時間」が同260万円と続いた。また、日常的に朝食を「食べる」人の中央値は300万円で、日常的に朝食を「食べない」人(同100万円)より多くの資産を保有していた。

 同社は「もしかしたら規則正しい生活を送っている人の方が不規則な生活をしている人よりも計画的な貯金が出来ていたり、余計な出費が発生しにくかったりするということがあるのかもしれない」とみているが、ユニークなのは、朝食の内容についても調査している点だ。

 朝食別の貯金額は「洋食派」が中央値375万円だったのに対し、「和食派」は同300万円だった。サンプル数は500とそれほど多くない上、1回目の調査ということもあり、洋食と和食でどこまで有意の差があるといえるのか不明だ。

 いずれにせよ、朝食を食べない人(中央値100万円)とは3倍以上の差が生じており、規則正しい健康的な生活習慣を築いている人の方が貯金額は多い傾向にあるのは確かなようだ。

 貯金額を少しでも増やしていきたいと考えている人は、生活習慣を見直してみるのも良いかもしれない。

SankeiBiz編集部
SankeiBiz編集部 SankeiBiz編集部員
SankeiBiz編集部員が取材・執筆したコンテンツを提供。通勤途中や自宅で、少しまとまった時間に読めて、少し賢くなれる。そんなコンテンツを目指している。

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