2.洗濯をマスターする
ワクチン接種の副反応は、2日目がピークの確率が高いようです。妻の体調不良が2日間ほどで済むのなら、その間の食事は例えば、テイクアウトやデリバリー、インスタント食品でも乗り切れると思います。掃除だって、2日間くらいならやらなくてもなんとかなります。
でも、家事の中で『洗濯』だけはそう言っていられないのではないでしょうか。そこで、『洗濯』について事前に確認しておくようにしましょう。
私からの提案は2つあります。
【A案】コインランドリーに持って行く
近隣のコインランドリーに持ち込む、という案です。
最近のコインランドリーは洗濯から乾燥まで1台で済ませてくれるものが多く、洗濯量にもよりますが60分(約800円)で完了するタイプもあります。
ただ、コインランドリーを利用する場合、「乾燥機NG」な服は事前に避けておく必要があるので、お母さんに確認するようにしてください。また、週末や雨の日が続くタイミングでは、混雑している可能性もあるので、時間の余裕をもっていくことをオススメします。
【B案】ドラム式乾燥機能付き洗濯機を使う
洗濯の中でもやっかいな作業が「干す」という作業です。ドラム式乾燥機能付き洗濯機であれば、干す作業が必要ないので、非常にラクに洗濯ができます。
この場合もコインランドリー同様、乾燥機NGな服は事前に避けておくようにしましょう。
「今ドラム式を使っていない」という方もいらっしゃるかと思います。もちろん、洗濯終了後に外に干す→取り込む→畳む、という作業をしてもよいのですが、これを機に乾燥機能付き洗濯機の購入を検討するのも手です。
長雨や台風、花粉などの影響で昨今干しづらい日が続き、それがストレスにつながることも多いからです。
また、今回はワクチン接種という予期できるケースですが、新型コロナウイルスがまだまだ猛威をふるっている状況下では、予期していなかった長期入院を余儀なくされたり、家族が濃厚接触者となる場合も考えられます。そうなった場合は、外出すらままならないので、A案の「コインランドリー」が使えなくなってしまいます。そうなると本当に家庭内で洗濯するしか方法がなくなりますよね。
「普段からこれだけ大変な家事を毎日しているのだなあ」と妻に理解と感謝を示し、「洗濯機買い換えようか?」と提案してみてはいかがでしょうか。
今回は妻の体調不良時にやるべき夫の家事についてご紹介しました。ワクチン接種にともなう“緊急対応”としてご紹介しましたが、妻がいつ体調を崩してもほかの家族が無理なく生活できるように、夫としても日頃から備えておきたいものですね。どなたかの参考になりましたら幸いです。
【デキる男は住まいから】は株式会社ミニマライフ代表取締役で、ライフオーガナイザーの香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら