クルマ三昧

トヨタがSUVで新組織 販売の先にある「クルマのある生活」を創造 (1/2ページ)

木下隆之
木下隆之

 トヨタ自動車の組織は大きく7つに分けられている。その中の一つである「ミッドサイズ ビークルカンパニー」に、新しく「SUV事業性」という組織が発足した。量産を目的とした営利会社としての経営を超えた、新たな取り組みに期待が高まる。

 隙の無いSUVラインナップ

 SUV事業性の取り組みを平たく言えば、「自動車にまつわる文化の創造」ということになるのだろうか。自動車を開発、生産し、販売する。この営利企業としての体質から一歩駒を進め、販売後のユーザーの生活を創造するというのだ。

 トヨタのSUVラインナップは、完璧にピラミッドで構成されており、隙間なく魅力的なモデルが揃う。ボディサイズをコンパクトな順番に並べるとこうなる。

 ライズ

 ヤリス クロス

 C-HR

 カローラ クロス 

 RAV4

 ハリアー

 ランドクルーザープラド

 ランドクルーザー

 ハイラックス

 パワーユニットの排気量や出力も段階が上がるに従って強化され、ユーザーがそれぞれの好みに対応するモデル構成が完成しているのだ。さらにそれぞれに派生車種が企画されており、多様化するユーザーの趣味趣向に応える。

 例えばRAV4を題材に紹介するならば、ベーシックな「RAV4」とは別に、アウトドア色の強い「RAV4アドベンチャー」があり、一方で環境性能と高出力を盛り込んだ「RAV4プラグインハイブリット(PHV)」が揃う。さらにクロスカントリー色の色濃い「RAV4アドベンチャーオフロードパッケージ」をラインナップするという周到さだ。そこにはほとんど隙がないように思う。実際にトヨタの企画生産力と販売力はライバルを凌いでいる。世界トップの自動車メーカーである所以であろう。堅牢な城壁のような車種構成だ。

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