しかし、今は“UFO研究所効果”で地域の注目度は一気にアップ。「UFOフェスティバルや宇宙人版ハロウィーンで交流人口を増やし、インバウンド人気も…」(市村部長)と、関係者の期待も宇宙のように広がっている。
【福島市飯野地区とUFO】 同地区にある円錐(えんすい)形の山「千貫森」(462メートル)周辺は、古くから発光体などの目撃談が多かった。千貫森は美しい三角形のシルエットから「古代のピラミッド」などとも噂されていた。「UFOの基地説」まであり、この地域ではUFOへの関心が高かったという。なお、6月24日の「UFOの日」は昭和22年のこの日、初めて未確認飛行物体がアメリカで目撃されたことにちなんでいる。
【記者の独り言】 「UFO研究所開所」の資料提供に、思わず「これ何?」と興味が湧いた。このバーチャルな研究所が注目されたのは物珍しさだけでなく、コロナ禍で漠然とした不安に包まれる中、「UFO」という夢やロマンを感じる言葉にひかれた人が多かったからではないか。記者はUFOを何度か目撃し、1度は一部始終を記録に残している。一緒にいたのは航空機の整備士や気象関係者ら。思い返すと今でも不思議な感覚がよみがえる。(芹沢伸生)