大江香織、4季ぶり2勝目 「信じられない」

女子ゴルフ
4季ぶりの通算2勝目を挙げた大江香織=2016年3月20日、鹿児島県姶良市の鹿児島高牧CC(共同)

 女子ゴルフのTポイント・レディースは最終日の20日、鹿児島高牧CC(6423ヤード、パー72)で行われ、2位から出た25歳の大江香織が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算7アンダー、209で4季ぶりの通算2勝目を挙げた。賞金1260万円を獲得。1打差の2位は昨季賞金女王で前週覇者のイ・ボミ(韓国)、渡辺彩香、柏原明日架の3人。

 大江は、あふれ出そうになる涙をこらえながらウイニングパットを沈めた。試練を乗り越え、2012年4月のフジサンケイ・レディース以来の2勝目。表彰式で「二度とこの舞台に立てないんじゃないかと思った日々もあった。信じられない」と言葉に実感を込めた。

 後続に2打差で迎えた18番。「すごく(コースが)狭く見えた。メンタルが弱かった」とドライバーで放った第1打は大きく右に曲がり、斜面を転がり落ちて木の根元に止まる。フェアウエーに出そうと思い切って打った2打目は勢い余って左の池に消えた。

 ピンまで72ヤードを残して次は4打目。乗せて2パットならダブルボギーでプレーオフとなるところで会心のショットを放った。ウエッジでのフルスイングは1メートルにぴたり。グリーンを取り囲んだギャラリーから大歓声を浴び、“ナイスボギー”で勝負を決した。

 勝利から遠ざかっていた時間は苦しかった。153センチと小柄で飛距離の出ない自身に対して年々伸びるコース距離への対応、さらにクラブを体の一部に固定して打つ「アンカーリング」の禁止でパットも試行錯誤した。一度は「終わった」と諦めかけたゴルフ人生。それだけに久々の栄冠は「本当にうれしい」と格別だった。(SANKEI EXPRESS