【青信号で今週も】
何事もやりすぎは良くないようです。「マラソンはチーズバーガーと同類で健康に悪影響か」(ウォールストリート・ジャーナル2013年5月27日)といった記事が掲載されました。耐久レースのような激しい運動を繰り返すと、当初の運動による健康への良い影響が打ち消されてしまい、あまり健康的ではないチーズバーガーと同じぐらい健康を害するものになってしまうという記事でした。
一方で、クリニックの待合室用に取り寄せているランニング雑誌には、素人とは思えないほど走りこんでいる人たちが掲載されています。よく読んでみると、元陸上選手の方だったりするのですが、常人では行えないトレーニングを黙々とこなされている姿は尊敬に値するものです。そして彼らはとても健康的な生活を送られています。
国立がんセンターのコホート研究では、メタボで太りすぎはもちろん、やせすぎもまた寿命に悪影響を及ぼすという研究結果を発表しました。つまり、やせすぎも太りすぎも良くなくて、ある程度ぽっちゃりしている姿が最も長生きの傾向にあるという結果でした。