民主党幹部が「アベノミクスが堅調なうちはどうせ何をいっても聞いてもらえない」と自嘲しているようでは、参院選にどこまで本気で臨んでいるのか疑いたくもなる。
荻生徂徠(おぎゅうそらい)は著書「政談」に「国天下を治むるには先富豊かとなる様にする事、是治めの根本なり」と書いた。政治の根本は国を豊かにすることで、経済成長が上向きならば国が大きく乱れることはそうそうない、ということか。
「確かに」というと語弊があるかもしれないが、官邸前では原発再稼働や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加に反対する市民の集会が続けられているが、6年前の第1次安倍政権のときの批判の嵐には比べるべくもない。当時は年金問題に火がつき、事務所費問題などもあって風当たりは世論、メディアともに相当に厳しかった。