【サウンドボックス】
藤井フミヤが「青春」という曲を出した。もしもあの時代に、この電話があったらな、と、携帯電話のなかった自分の青春時代に向けた曲である。
彼の青春時代といえば、やはりあのチェッカーズ。1980年代前半の頃の藤井フミヤは、実はサエキの仲間のニューウエーブロックの方面の友人たちとも交流があった。
「藤原ヒロシとか、高木完ちゃんとかをはじめ、みんな友達でしたよ。当時の環境は、東京アンダーグラウンドでしたね。ツバキハウスや玉椿といったディスコ、大貫憲章さんのロンドンナイトにはよくいきました。昔は携帯がなかったから、いきなりお店に遊びにいく。『いってみるか』とかいって。するとみんなやっぱりそこにいて。『いると思った(笑)』とかいってね。盛り上がりますよ。今はそんなふうにできない(笑)」
そんな80年代、先端のクラブ、ディスコ、ニューウエーブの時代に、ドップリと巷で彼のセンスが磨かれたのだ。