平均160万円で移植斡旋
報道によると、広州にある病院の職員は新京報に対し、臓器斡旋に対する礼金の平均額は10万元(約160万円)だと証言。「礼金がどう使われるのかは、一般の人々には分からない」と話した。
江蘇省(こうそしょう)の病院職員も、臓器提供者であるドナーの家族宛てとして、5万元(約80万円)を赤十字会に渡したと明かした。
さらに広州陸軍病院の職員、ヤオ・リンさんは「深セン市の赤十字会の臓器提供コーディネーターはいつも、提供者の死が近くなると連絡してきて、直後に移植手術がアレンジされた。しかし病院側が礼金の支払いをやめるとコーディネーターは何の情報もよこさなくなった」と、暴露。「赤十字会から礼金の使い道の説明はなかった」と付け加えた。
これに対し、中国赤十字会の職員は新京報に対し、「礼金は地域によって異なり、その大半は臓器提供者の医療費に充てられている」と述べ、礼金徴収を認めた。